トラムと共に去りぬ

迷路のように続く路線、宙に揺れる吊られた架線、絶え間なく聞こえる活気がありながらも耳障りな騒音が、いたるところに溢れる。これがミラノ。トラムに乗らなければわからない風景かもしれない。

例えば、リスボンやサンフランシスコのような都市にもトラムは走っているが、ミラノオリジナルのトラムほど特別なものは世界中探してもない。街のゲートを潜り抜け、周りに沿ってミラノを見てまわれば、観光名所の歴史的建造物を見ることはもちろん、遠いようで親近感も覚えるこの街の歴史や、目を引くようなエントランスや家々の玄関の奥に隠された秘宝も、少しだけ見えてくる気がする。

例えば、リスボンやサンフランシスコのような都市にもトラムは走っているが、ミラノオリジナルのトラムほど特別なものは世界中探してもない。街のゲートを潜り抜け、周りに沿ってミラノを見てまわれば、観光名所の歴史的建造物を見ることはもちろん、遠いようで親近感も覚えるこの街の歴史や、目を引くようなエントランスや家々の玄関の奥に隠された秘宝も、少しだけ見えてくる気がする。

悪魔は細部に宿ると言うけれど、もしかしたら 日常のちょっとした空間に、思いがけなく美しいものが、忽然と、しかも優雅に潜んでいるのかもしれない。ミラノの人々がどのようにトラムを利用しているか観察してみると、とても面白い。トラムの木製ベンチに座り辺りを見回せば、何が目に入るだろう?

日々の喧騒や、動きまわる人たち。さてその後は、ふらりとブレラ地区に行ってみよう。ブレラ国立美術学院の学生たちが、のんびりと冬の日差しを 浴び座っている。ミラノでも一番ロマンチックなロケーションのブレラ植物園を散策してみると、キスをしているカップルを見かける。日曜日にモンテナポレオーネ通りを散策してみて。豪華でちょっと行き過ぎたこのエリアで、毎日の散歩をする全身に毛皮をまとった「シューラたち」に会える。プラダ財団でアートを堪能した午後は、チッタストゥディまで乗って、バール・バッソでネグローニ・ズバリアートか、バール・ルーチェでスプリッツを飲むのも良い。週末は自分のいる地区のバールでの朝食を。お店に入ってすぐに目が釘付けになるブリオッシュと、エスプレッソコーヒーを立ったまま、生粋のミラネーゼのように楽しんで。でも、何よりもトラムに乗ることを忘れないように。街角に隠れたミラノの魔法は、トラムに乗らないと見つけられないから。

CREDITS

Story by ELISA CARASSAI 

Photos by LORENZO BRINGHELI

Style by ALICE GENTILUCCI

Video directed by Romain Réglade

日々の喧騒や、動きまわる人たち。さてその後は、ふらりとブレラ地区に行ってみよう。ブレラ国立美術学院の学生たちが、のんびりと冬の日差しを 浴び座っている。ミラノでも一番ロマンチックなロケーションのブレラ植物園を散策してみると、キスをしているカップルを見かける。日曜日にモンテナポレオーネ通りを散策してみて。豪華でちょっと行き過ぎたこのエリアで、毎日の散歩をする全身に毛皮をまとった「シューラたち」に会える。プラダ財団でアートを堪能した午後は、チッタストゥディまで乗って、バール・バッソでネグローニ・ズバリアートか、バール・ルーチェでスプリッツを飲むのも良い。週末は自分のいる地区のバールでの朝食を。お店に入ってすぐに目が釘付けになるブリオッシュと、エスプレッソコーヒーを立ったまま、生粋のミラネーゼのように楽しんで。でも、何よりもトラムに乗ることを忘れないように。街角に隠れたミラノの魔法は、トラムに乗らないと見つけられないから。

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Story by ELISA CARASSAI 

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Video directed by Romain Réglade